はじめる前に
日々の中で、言葉にしなかったことや、 流してしまった思いが、気づかないうちに、 心の奥に静かに残っていきます。
ふとしたときに、それらが動き出して、 気持ちが落ち着かなくなることもあるかもしれません。
でも、それは整っていないのではなく、 ただ、まだやさしく触れていないだけ。
ひとつの過ごし方
楽な姿勢で、静かに座ります。
呼吸を整えようとしなくていい。
心を落ち着かせようともしなくていい。
思いが浮かんできたら、追いかけず、 押し返さず、ただ、そこにあることを 許してあげてください。
やがて、雲が流れていくように、 その思いも、静かに過ぎていきます。
あなたは、揺れるものではなく、
それを包む余白です。
いま、この瞬間に
浮かんでいる思いに、名前をつけずに気づく。
肩の力を、ほんの少しだけ抜いてみる。
ひとつの呼吸に、静かに戻ってくる。
静けさの中にあるもの
禅では、心を止めることを求めません。 ただ、流れていくものを、そのままにしておく。
静けさとは、何も起きない場所ではなく、 起きているものを、やさしく受けとめる余白なのかもしれません。
落ち着かない心も、拒まなくていい。 そのまま置いておくことで、少しずつ、 内側に静かな間が戻ってきます。